聞いた話。
開放病棟にTさんという方がいます。見た目は、40代位。
長期入院してある患者さんの1人です。
ご兄弟の方が年に一回、決まった時期に外泊をされるらしいのですが
それはご実家の農業が忙しくなる時らしいのです。
それ以外は殆ど面会もなく、ただ淡々と入院生活を送られているとの事。
外泊から帰られて、その病棟のナースが「外泊どうだった?」と尋ねたところ
「兄貴達のテーブルにはごちそうが沢山並んでたけど、俺とかあちゃんのテーブルは
 少ししかなかった。ごはんばかり食べた」と答えられたそうです。
その話を聞いて泣きそうになりました。
人手としてだけの利用。処遇の悪さ。何のための入院か。
Tさんを守ってあったであろうそのお母様も先日亡くなられたとの頃。
尚更受け入れは悪くなりそうです。
社会的入院。この言葉が世からなくなるのはいつのことでしょう。



保護衣の件。
どれだけ脱衣行為があっても不潔行為があろうと保護衣にするのはやめよう!と
今、キャンペーン中。
一番ブツクサ言ってた補助看が
「あたしは保護衣着せたくない。患者さんの事考えたら着せたくないよ」とか言ってる。
へぇキレイ事?としか思えない。はじめに何が何でも反対してたからね。
改心してくれたならくれたでいいけど「はじめからそう思ってました」的な態度、
それはお偉いOTが先陣きってるからかい?
そう考えてしまう自分もたいがい嫌いだけど、そう思わざる得ない。
だってそういう病院だ。上の者が言うことは絶対。コビ売ってなんぼ。
あー本気で嫌になってきたぞこの病院。阿呆!ほんとファッキンホスピタル。



失禁介助やってる時に患者さんが「背中がかゆいです」って言われたから
疥癬かもね」ってボソリ言ってたら「あんた変わったね」って補助看に言われた。
言い方、冷たかったかなぁ。後ですごい反省した。
反省したと同時に「あんたに言われたくないよ」って気持ちも芽生えて、腹立った。
けどどう考えても自分も悪かったと思い直して、後で患者さんに謝った。
ごめんなさいと言ったらその痴呆症の男性はありがとうと言ってくれた。
あー、こういうところに救われてしまうんだよな。
ほんとに患者さんたちがいなかったらずっと前に仕事辞めてるよなぁ。
おし、明日から初心に戻ってやっていこう。感謝を忘れず、長寿者への尊敬を忘れず。



そういや、「認知症」ってまだ慣れません。正式に施行されたんですっけ?
痴呆やら精神分裂病やら差別用語やら馬鹿にしてるやらで変更されてますが
認知症」って、なんでもかんでも「認知」出来ないみたいで逆に馬鹿にしてません?
痴呆(あえてそう言わせて頂きますが)にも色々あり、認知できないだけが痴呆じゃないし
うーん、なんかシックリこないんですよね。
あと、精神分裂病、所謂SCですが、「統合失調症」への変更が…これも施行されました?
またまた勉強不足ですが…
「接枝分裂病」の場合、名称は何になるんでしょうか?接枝統合失調症
もっと積極的に勉強しなきゃな・・・。



欲しいなぁ…。
今晩は噂の梅酒とカムカムという果実酢?と割ってみました。
うみゃ〜。そして美容によさそう。呑まなきゃやってられんよ。